ストレス性の腰痛の原因と解消法

ストレス性腰痛の原因と改善方法

※この記事は現役整体師の方に監修して頂きました※

 

 

ストレスと腰痛には非常に密接な関係があり、これに関しては様々な研究や治療が行われています
今回はストレスと腰痛の本当の関係やストレス由来の腰痛に対する対処法を紹介します


ストレスと腰痛は本当に関係があるの?

 

腰痛の原因といえば筋肉や関節、骨などに原因があると考えられている方が非常に多く、従来の医学でもそのような捉え方が主でした
しかし、実際のところ病院などで検査をしてみると骨や関節、筋肉などの異常により腰痛が起こっていると断定できるケースは非常にまれであり、腰痛全体の約85%は原因不明とされています

 

 

このように原因が特定できない腰痛のことを非特異的腰痛(ひとくいてきようつう)と言いますが、非特異的腰痛の裏にはストレスなどの心理・社会的要因が潜んでいると考えられています
実際に様々な研究でもストレスと腰痛との関係は指摘されており、特に仕事上の問題や不満は腰痛の発症リスクを高めると指摘されています

 

 

また、過度なストレスや遺伝的な要因などにより発症すると考えられている疾患にうつ病がありますが、うつ病の方はそうではない方に比べ2.88倍腰痛を発症しやすいと結論が出されています

 

 

このように腰痛とストレスの関係を示唆する研究は数多く存在し、痛みがなかなか軽減しない辛い腰痛を患われている場合は身体機能のみではなく、精神的な状態も合わせてチェックすることが重要です

ストレス由来の腰痛の特徴とは?

ストレス性腰痛の特徴

ストレス由来の腰痛は【心理・社会的因子が原因の腰痛】と言われていますが、心理・社会的因子が関係した腰痛は筋肉や骨、関節にトラブルがある場合の腰痛と比べて症状の現れ方が異なります

 

 

まず、痛みが発生する部位ですが、筋肉や骨、関節にトラブルがある場合は特定の場所にのみ現れることが多く、再現性も得られやすいです
例えば、床にある物を持ち上げる際にも毎回腰の同じ場所が痛みやすいという特徴があります

 

 

また筋肉や骨、関節にトラブルがある場合の腰痛は動作方法の指導を受けることで痛みに著名な改善がみられることがあります
よくあるケースとして床の物を持ち上げる際に腰を曲げて持ち上げると痛むが、膝を曲げて全身を降ろすようにして持ち上げると痛みの改善がみられるというのは腰の筋肉や関節、骨に原因があるためです

 

 

では、一方で心理・社会的要因が原因の腰痛の症状はどのようなものなのでしょうか?

 

 

まず、第一に腰痛が起こる箇所が非常に曖昧です
筋肉などが原因の腰痛とは異なり、ピンポイントでここが痛いという箇所はなく痛みの程度や痛む場所が問診の度や日により異なるということもよくみられます
また、腰痛を患われている方自身も腰のどの辺りが痛いのかをはっきりと言うことができず、『なんとなく腰全体が痛い感じがする』と表現されることもあります

 

 

こういった場合、痛みの再現性が乏しいこともあり、物を持ち上げる場面においても腰に痛みが出ることもあれば痛みが出ないこともあります
一般的に指導されることの多い腰に痛みが出ない物の持ち上げ方の指導を受けた際も痛みが改善することもあれば、別のタイミングで行うと再び痛みが出ることもあり、その程度は非常に曖昧です

心理・社会的腰痛と併発する不調

これらの事に加えて、心理・社会的腰痛の場合は腰痛以外に様々な症状が伴います
うつ状態、睡眠障害、目まい・耳鳴り、息苦しさ・動悸、下痢など胃腸のトラブル、頭痛、肩こり、手足の痺れ、節々の痛み、背中の張りなどが見られることは特に多く、これらの症状が随伴している場合はストレス由来の腰痛の可能性を考慮する必要があります

ストレス由来の腰痛の対処法

ストレス性腰痛対処法

 

ここまでストレスと腰痛の関係、ストレス由来の腰痛の特徴を紹介してきましたが、実際にストレス由来の腰痛がある場合はどのような対処法を取れば良いのでしょうか?

 

 

ストレス由来の腰痛の場合、認知行動療法や患者教育と呼ばれる治療法が功を奏する場合が多く見られます

認知行動療法とは?

人の認識のあり方により、その方の行動や気持ち面の変化がもたらされるといったものです
例えば、腰痛をどのように捉えるかも重要な治療の1つです

 

腰痛は決してよくならず、なるべく腰に負担を与えないように安静にして過ごさなければいけないと考えるとなかなか腰痛の症状が改善することはありません

 

しかし、その一方で腰痛はいつか自然に治るものであり、そのために可能な範囲で体を動かそうと考えるといつの間にか腰をかばったぎこちない動きではなく自然な動きを取り戻すことができるようになる方は非常に多いです

 

そして、このような正しい行動をサポートするために有効になるのが患者教育です
患者教育では腰痛に対する正しい知識を患者に提供し、間違った認識を正すことで、患者自身が正しい行動を選択し、腰痛改善のための第一歩を踏み出せるようにします

そのために、腰痛に関するパンフレットや資料などを用意し伝えることが効果的と言われており、ストレス由来の腰痛が考えられる場合はこういった治療を行ってくれる病院や専門家を見つけることが大切です

 

 

ただ、これらのことに精通した専門家は少なく、病院に言っても湿布薬の処方など対処療法で済まされることは多いです
そういった場合はこれらの事に精通した専門家の本を読むことが有効です

 

 

読書により正しい知識を得る読書療法は腰痛治療としても推奨されることがあり、身近に専門家がいない方が正しい知識を学ぶ上で非常に有効です
ストレス由来の腰痛に対抗するためにはこのように正しい知識のインプット、そして腰痛改善に向けた一歩を踏み出すことが非常に重要です

 

 

他にも寝具の見直しをして気分を変えてみたり、ダイエットをして腰への負担を軽減するなど前向きな動きをする事も心因性の腰痛には大切になってきます