放置は危険!?坐骨神経痛の原因と危険性とは?

坐骨神経痛の危険性

腰痛に加えて坐骨神経痛を患うとお尻や脚の裏に痛みを伴うことがあり、強い苦痛をもたらすことがあります
ここでは坐骨神経痛を起こしている本当の原因は何なのか?そしてどのような対処法が効果的なのかについて紹介していきます

坐骨神経痛の症状と危険性の見極め方

坐骨神経痛の代表的な症状としては腰やお尻から脚にかけての広がるような痛みがあります
痛みの程度は人により異なりますが、人によっては

  • 焼けるような痛み
  • 電気が走るようにビリビリ痛い

と言われることもあり、痛みの質も一様ではありません

 

 

また、痛みの他にはふくらはぎの外側に痺れを生じることもあります

 

 

坐骨神経痛で特に注意が必要なのが足の筋力低下や排尿や排便に障害がみられているケースです
これらの症状が見られている場合は神経が高度に傷害されている可能性があり、非常に危険な状態に陥っている可能性があります
痛みに加えてこれらの症状が見られる場合はすぐに医師の診察を受け、適切な処置を受けるようにしましょう


坐骨神経痛を招く本当の原因とは?

坐骨神経痛の原因

 

これまで述べたように坐骨神経痛は様々な辛い症状を招きますが、坐骨神経痛の本当の原因とは一体何なのでしょうか?
実は坐骨神経痛の約80%は原因が特定できないと言われており、なぜ痛みを招いているかが分からない状況です

 

 

坐骨神経痛は坐骨神経の圧迫により痛みを招くと一般的には言われていますが、実際には坐骨神経のどこが、なぜ圧迫されているのかをはっきりと答えることが難しいケースは多くみられます

 

 

断片的には血清脂質濃度が高いと脚に広がる痛みが起こりやすいと発表されていますが、系統建てて原因と治療法が確立された疾患ではないということを理解しておく必要があります

 

 

このため、病院にいってもはっきりと原因が特定されず、対処療法で済まされてしまうことも多く根本的な解決につながらないことがあります

 

 

ただし、一部の坐骨神経痛には病院で治療を受ける事が推奨されるものもあります
それが椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの疾患を合併しているものです

 

 

椎間板ヘルニアは背骨の間にある椎間板が破れることで中にある髄核と呼ばれるものが飛び出した状態です
これにより神経が圧迫され坐骨神経痛を招いてしまうことがあります

 

 

一方の脊柱管狭窄症は老化により起こりやすいと言われている疾患です
脊柱管とは腰の骨の中にある神経が通る箇所で、ここは骨や靭帯、椎間板などに覆われダメージを受けないように保護されています

 

 

本来は神経が通るための十分なスペースが確保されていますが、老化などに伴い骨や椎間板の変形、靭帯が分厚くなる現象を招くと神経が圧迫されてしまいます
そして、神経の圧迫が強くなると痛みに加えて麻痺や排尿・排便障害を招く可能性もあります

 

 

これらの疾患に該当する場合は神経へのダメージの程度により手術も視野に入れる必要があります


坐骨神経痛の対処法

 

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などにより神経の圧迫が顕著で麻痺や排尿・排便障害などの重度の障害が見られている場合は手術を視野にいれて治療に取り組みます

 

 

しかし、神経の圧迫はみられるものの重度な症状が見られないケース、もしくは原因がはっきりしないケースに関しては手術を行わない保存療法を選択されることが多いです

 

 

保存療法には様々な治療がありますが代表的なものが薬を使った痛みのコントロールです
最も使われることの多い薬がNSAIDsと呼ばれる種類の薬で、これはロキソニンやボルタレンなどが該当します

 

 

これらの薬を服用することで一時的に痛みを抑えて自然治癒を待つ方法が一般的に行われやすいです

 

 

ただし、鎮痛薬には主に3つのデメリットがある事を頭に入れておかなければいけません

鎮痛薬自体に腰痛や坐骨神経痛を根本的に治す効果がないこと

これらの薬はあくまで痛みを一時的に抑えるもので本質的な解決策ではないということを抑えておく必要があります

副作用のリスクを伴うこと

ロキソニンやボルタレンなどのNSAIDsは痛み止めの中ではそこまで強いお薬ではありませんが、服用し続けることで胃腸のトラブル等様々な副作用を招くリスクが高まります

精神的に依存してしまう方が多い

病院では痛み止めを処方することがありますが、それはあくまで痛みが強い時期に一時的に痛みを抑えるためです
しかし、多くの方は痛みが治まってきても、「また症状が出ると困る」と考え薬を一向に減らさず飲み続ける傾向にあります
そして薬に精神的に依存し、飲み続けることで副作用のリスクが高まるという危険性もみられます

 

腰痛診療ガイドラインにおいてもNSAIDsの使用は短期間に限り有効と述べており、期間を限定して治療を行うことが大切です

薬を飲む以外の対処法

 

薬は使用することで様々なリスクを伴います
このため、薬を飲む以外にも合わせて運動療法や認知療法を行うことが推奨されます

 

 

運動に関してはどういった運動が効果的と明確にはされていませんが、まずは可能な範囲から動くことが重要です
特に原因がはっきりしない場合は非特異的腰痛が発展して原因不明の坐骨神経痛を招いている可能性があります
非特異的腰痛の場合は運動の習慣をつけつつ、疾患を理解したり、疾患の捉え方を変える認知療法が功を奏するケースが多く、これらの治療が非常に有効とされています

 

 

辛い坐骨神経痛を乗り越えるためには、まず何が原因で痛みが起こっているかを把握すること、そして痛みの原因がはっきりしない場合は薬だけに依存するのではなく定期的な運動や腰痛・坐骨神経痛に関する正しい教育を受ける、坐骨神経痛に関する本などを読み理解を深める、寝具の見直しなどが疾患を乗り越える上で非常に重要です