手術をしたら腰痛は完治する?手術は必要なの?

 

腰痛も場合によっては手術が必要な場合があります
ただ、現代では保存療法と言って手術以外の治療法を選択する医師がほとんど
では、どのような場合の腰痛なら手術が必要なのでしょうか?また手術をすれば必ず腰痛は解消するのでしょうか?

 

腰痛で手術が勧められるケース

腰痛症で医師が手術を進めるケースは主に3つ

  1. 診察で推定した病態と画像が一致している場合
  2. 手術以外の治療では効果が見られない場合 
  3. 患者さんがメリットとデメリットを理解している場合

という場合です
3つの条件を満たしていると多くの場合は手術を進められますが、1つだけでも手術を受ける場合もあります

 

 

ただ、手術をしなくても他の治療法があるなど、条件が一つでも欠けていれば手術は勧められません
ですので、原因がはっきりと特定できない腰痛には基本的に手術を勧める事はありません
画像診断の結果、変性が認められるだけだったりした場合は、手術をしても効果は不明なので術後に良くなるとは限らないのです

 

 

手術の例としては、高校生のスポーツ選手で
『2か月後の大会に必ず出たいんです』
という事で椎間板ヘルニアを手術で治したいと言う短期間で改善したいと言うケース
年配の方で、腰が少しずつ曲がってきて、痛くて起き上がれなくなったという女性で背中のS字カーブを作ってあげれば元に戻るだろうと予想がつくケース
などいずれも原因がはっきりとしているので、その原因を取り除けば良くなることが分かっている場合に手術は行われます

椎間板ヘルニアは手術しなくても治る?

一昔前の感覚だとヘルニア=手術をイメージされる方もいらっしゃると思います
但し、現在の椎間板ヘルニアの場合は手術をしなくても90%は良くなるので無理に手術を勧めるようなことはしません
(ヘルニアは半年でほとんど自然に収まる事が分かっている為)

 

 

また、手術をする条件が整っていても
『手術は受けたくないので、それ以外の治療法でお願いします』と言う人もいれば
『良くなるのであれば早く手術をしてください』もいます
『この時期には動けるようになっていないと困るので、そこに間に合わせたい』とスポーツ選手場合は手術に積極的になります
この様にその人の置かれている環境によって腰痛症の手術の対応は変わってきます

 

 

手術をすれば短期間で改善する場合が高いのは間違いありませんが、ここ最近は保存治療も発達している為、手術に踏み切る方は多くはありません

 

 

ある程度の原因はわかっているが、確定とまではいかない場合もありますしかし、これまでに様々な治療法を試しており、あとは手術しか有効な手段が無い場合は
『原因としてはこういったことが考えられます』
『手術をするのであればこういった方法があります』
『しかし、必ず良くなるとは限りません』
という説明を正直にしたうえで、本人に判断してもらうと言う流れが一般的です

 

 

また、手術に踏み切る方が少ないのは現代の腰痛は原因の8割は特定できていない事も深く関係していると言えます

手術で治っても根本的な部分を解決しないと繰り返す事も

腰痛症の原因の多くが断定できないのは腰痛症はストレス、筋肉疲労、骨の歪みなど複雑に合わさって発症している事がほとんどだからです
一つの事だけを外科治療で解決しても他の要因が腰痛を発生させる可能性は大いにあります

 

 

椎間板ヘルニアなどは再発する事もあり、姿勢の改善や、運動、入浴、腰痛マットレスの活用、ストレッチ、食生活の改善などを根気よく取り組む事が大事です
激痛を緩和する為には手術も選択肢の一つですが、それまでに出来る事はたくさんありますので医師と相談しながら、また医師を変えてセカンドオピニオンを聞きながら地道にやっていくことが一番の腰痛解消の近道です

 

 

慢性化した腰痛にネガティブな気持ちになる事もあると思いますが、腰痛は治りますので諦めずに頑張りましょう


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